第二次小泉内閣を引き継いだのは、拉致問題解決を推進した自民党・安倍晋三。安倍内閣は官僚支配との対決姿勢を前面に出し、教育基本法の改正等々歴代内閣でも優秀な実務型内閣でしたが、与党内の官僚寄り議員や野党の安倍降ろし、そして自身の潰瘍性大腸炎による体調不良で参院戦敗北後あっけなく辞任。その後の福田内閣はサミット(洞爺湖)だけ内閣、そして麻生内閣はリーマンショック対応内閣、と世界経済の混乱とともに、自民党政治は大きく迷走を始めたわけです。

国民は自民党政治の打破のために、政権交代を選択し、日本政治を崩壊にまで貶めた民主党時代に突入しました。鳩山内閣、菅内閣、そして野田内閣と、いずれもマニフェストと正反対の官僚主導の政策を打ち出したのです。その結果、鳩山内閣は戦後最悪の日米関係と中国の台頭を、菅内閣では東日本大震災発生とその対応における混乱を、さらにはこともあろうに野田内閣は消費税増税にまっしぐらに突き進みました。

この民主党時代こそが、日本の戦後最大の危機と言えそうです。政治的には官僚主導の小泉内閣以前の旧体制が完全に復権し、中国、韓国の日本バッシングを助長させましたが、未曾有の大震災で疲弊した経済において増税を決めるという愚行を犯してしまいました。
そのことを考えれば現在の日本経済は、よくぞ未曾有の愚行を持ちこたえたと言わざるを得ないでしょう。